北朝鮮のミサイル問題が深刻化する中、
とうとう9月9日前後に北朝鮮が通常角度で
ミサイルを発射するということが明らかになりました。
今までは高角度(ロフテッド軌道)でミサイルを発射していたのに対し
今度のミサイルは通常角度で発射されるとのことです。
もしも本当に通常角度で発射されたら大変なことになると
言われている次のミサイル発射。
一体これから世界はどうやって北朝鮮に対応していけばよいのでしょうか。
北朝鮮のミサイルはなぜ発射されるのか?衝撃の3つの理由
北朝鮮がミサイルを発射することはニュースでもよく取り上げられますが、
一体彼らはなぜ国民に生活苦を強いてまでミサイル発射や核実験を続けるのでしょうか。
その理由には主に次に挙げる3つの理由があるからだそうです。
・北朝鮮が条約で定められている核保有国に加わるため(核を正式に持ちたい)
・金正恩の威厳を高めるため
・アメリカを威嚇するため
と言われているようです。
一つ目の「北朝鮮が条約で定められている核保有国に加わるため」というのは現在世界で核の保有を許されている国は、
「核拡散防止条約」という条約定められており
アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の5か国のみです。
北朝鮮は核実験を繰り返し、それを世界に伝えて
北朝鮮もこの条約で核の保有を許されている国の1つに
なりたいのだと言われています。
2つ目の「金正恩の威厳を高めるため」というのは、
金正恩が北朝鮮内で自分が独裁国家の最高指導者であるということを示すためだと言われています。
金正恩は現在33歳。
まだ若い金正恩が本当の意味で国民から支持を受けるためには
父親である金正日ができなかったことをすれば
国民から独裁国家の指導者としての支持されるのだと思っているからだそうです。
そして3つ目の「アメリカを威嚇するため」というのは、
ICBMや核爆弾を持つことで、もしもアメリカが
北朝鮮に手を出せば、アメリカもただじゃ済まないということを知らせるためだそうです。
つまり金正恩は、核保有によって北朝鮮の存在価値を国際的に高め、
同時に金正恩が北朝鮮の最高指導者であることを
本当の意味で国民に認めさせるためにミサイル開発や、
核実験を繰り返しているようなのですね。
ミサイルの発射や核実験を行えば当然莫大なお金がかかります。
そのお金は国民から徴収したもので行われているため、
実際には国民を苦しめているわけです。
また9月9日前後に発射されるとされているミサイルは、
ロフテッド軌道ではなく、通常軌道で発射されるとのこと。
つまりこれはまた日本上空を通過する可能性が
あるかもしれないということです。
今までのようにロフテッド軌道でミサイルを発射するのであれば、
日本の大陸を通過することなく、
日本の排他的経済水域に落ちることになるので、
まだ安全といえば安全でした。
しかし、また通常軌道で発射すると言っているので、
本当に発射されれば日本のJアラートが発動してしまうでしょう。
それによって日本人も一時はパニックになるかもしれませんので、
そのJアラートによって予期せぬ事故などが起こってしまうかもしれません。
本当に北朝鮮にはいい加減にしてほしいですが、
9月9日前後に発射されるであろうミサイルは
今度はどのような軌道を描いて飛んでくるのでしょうか。
もしもグアムに向けて発射するのであれば、日本の島根県などの4県の上空を通過していくことになります。
日本はこれまで何度も危ない目に合わされています。
金正恩もミサイルや核実験などではなく、
もっと北朝鮮の国の中で国民のためになる政策を考えた方が
自然な支持を得られるのではないかと思います。
なぜこれほど軍事力にこだわるのでしょうか。
国同士の争いや、立場もあるでしょうが金正恩も
ここで一度体制を変えて真の平和に向かって歩みだしたとすれば、
それは世界からも国民からも本当の意味で支持を得られると思います。
近隣の国に住む者からすれば
もうミサイルの発射や核実験は本当にやめてほしいところです。